まるごと食べる

 

こんにちは。

今日は、野菜の扱い方についてお伝えしたいと思います。


まるふ農園の野菜は、皮ごと、まるごと使ってくださいね。

うちの野菜に限らず、無農薬の野菜は捨てるところがほとんどないんですよ~!

今まで捨てていたヘタやカワやタネも食べてみてください。

意外な美味しさにびっくりするかもしれません^^

 

私が好きなのは、茄子のヘタの部分。

え、ヘタって固くて食べれないんじゃ・・・と思われる方も多いと思いますが、

炒め物にすれば、気になりません。

おすすめは茄子味噌炒め。

ヘタの部分は、甘くて、ジューシィで取りあいになります(笑)


茄子のヘタ(正確にはガク)は、日差しや乾燥から身を守る働きをしている大事な部分です。

そして、実と茎をつなぐ部分。実はガクの下から成長していきます。

ガクの下のグラデーションは、茄子の成長の証です。年輪と同じですね。

 

 

そして、人参。

お料理するとき、まず、頭を切り落としていませんか?

ちょっとまった~~!ここも葉と根をつなぐとっても大事な部分。

にんじんの成長点なのです。ここがなければ、にんじんは大きくなれません。

土が気になるときは、包丁の刃元でこそげとれば大丈夫!

 

もちろん、皮も 剥かずに食べてください。

私も東京にいたときは、

特に何も考えず「当たり前に」まず皮を剥いていました。

人参の皮なんて、ほとんど邪魔にならないのに・・・

 

でもよく考えてみると、皮ってとってもすごいんです!

昆虫や細菌から身を守り、養分を取り入れる役目を

あの薄い皮一枚でしてるんですね。

人間は、服をいっぱい着たり、虫よけスプレーしたり、薬飲んだりして、

それでもウイルスに負けちゃう人もいるのに(笑)

 

皮も、根も、葉も、その間も、

人参が人参であるために、

無駄なものは一切ないのです。





まるごと野菜を食べるには、まず「洗う」ことが大事。

てのひらサイズのたわしが大活躍します。

やっぱり亀の子たわしがおすすめです。

ごわごわしすぎず、

でもちゃんと汚れを落としてくれる高品質。

傷つきやすい野菜(カブなど)は、

アクリルたわしで洗っています。

 

茄子も人参も、「捨てるもの」だと思っていた部分こそ、実はすごく大事な部分なんですね。

その部分がなければ、大きくなれなかったり、外敵にやられてしまったり。

エネルギーがぎゅ~っと詰まった部分。

ピーマンの種やヘタ、かぼちゃのワタ、ねぎの根、大根の葉と根の間なども食べられます。

 

堅そうとか、汚いとか、食べる場所じゃないとか、

そういう勝手な思い込みで捨ててしまうのは、野菜たちに申し訳ない。

そして、食べてみると美味しかったりするんです!

農家になって気づいたことの一つです。

 

うちの野菜に限らず、どんな野菜でも大切に食べてください。

すべての食べ物はいのち。

特に、無農薬の野菜は、安心して食べられます。


そうやって料理をしていると、ゴミはほとんどでません。

 

面倒くさがりさんやいそがしい方にこそ、まるごと安心して食べられる

無農薬の野菜はぴったりなんじゃないかなと思います。

でも、料理やシチュエーションによっては、

皮をむいたり、種をとったりするものもありますよね。

野菜くずがいっぱいでたら、それを煮込んでスープにしてみてください。

動物性の出汁がなくても、滋味深い一杯ができておすすめです。