毎日の献立、どうやって決めていますか?
わが家の献立は、素材ありきで決まります。
献立を決めてから、その材料を買いに行くということはほとんどなくなりました。
“初物の大根だから、丁寧にコトコト炊いたふろふき大根にしよう” とか。
”いい形のピーマンがとれたから、ピーマンが主役の肉詰めにしよう” とか。
その日の野菜を見て、どんな風に料理したら美味しそうかな~という風に想像して
メニューを決めます。
シーズンになると同じ野菜ばかり毎日食べることになりますが、
それでも不思議と食べるのも、料理するのも飽きないんです。
それは同じ野菜でも、毎日味が変化していくからかもしれません。
その変化を感じて台所に立てること、食事を頂けることは農家ならではの幸せだなと思います。
お客さまに野菜をお送りするとき、おすすめの食べ方をご紹介することもありますが、
細かいレシピはおつけしていません。
というのも、単に不親切なわけではなく(笑)、
感性のおもむくままにお料理を楽しんでみてもらえたらうれしいな~と思うからです。
届いた野菜に触れて、香りをかいで、生でちょっとかじってみて、
茹でたらいいかな、焼いたらいいかな、どんな素材と組み合わせたらいいかなと、
島の畑に思いを馳せて、メニューを考えてもらえるのが一番です。
野菜をお送りする方には、ぜひうちの畑に足を運んでいただきたいと思います。
どんな環境で育った作物なのか、風と光と匂いを感じていただくことで、
ご自宅でも、届いた野菜たちの向こう側に、島の風景を思い出していただけたら
嬉しいなと思うのです。
このコーナーでは、素材の味を楽しんでいただけるレシピをご紹介したいと思います。
研究しながらのざっくりレシピです。レシピってほどのレシピじゃないかも・・・
調味料は塩としょう油と味噌と油だけで、シンプルにできるものをご紹介します。
味付けは目分量なので、それぞれの好みにあわせて調整してくださいね。
また、農家としてお伝えしたいのは、レシピよりも、料理の前の話!
普段捨ててしまっている部分も食べられるってことや、野菜の洗い方のコツ、
それぞれの野菜の原産地など、少しずつご紹介できればなと思います。
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